hachimitu blog

とあるWebディレクターのブログ

mixiはなぜ、独り勝ちできたのか

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0711/15/news115.html この話は、もう数年前からずっと考えているんですが、
mixiの強さの理由は4つあると笠原社長は言う。(1)当時のネットユーザーが持っていた「リアルな人間関係とつながったサービスがほしい」という潜在的ニーズをくみ上げたこと、(2)CGM(Consumer Generated Media)が一般化するタイミングで、その波に乗れたこと、(3)人が集まるほど価値が高まる「ネットワーク外部性」が働くこと、(4)コンテンツが"動的"であること――だ。  GREEなど他SNSとの差別化では(4)が決定的な要因となった。「米国や国内他社のSNSは、人と人とつなぐだけの"静的"なものが多かったが、それだけではサービスとして続かないと思った」――mixiが最重要視したのは、静的な人間関係図作成で終わらないサービス。「人と人とがつながった上で、コミュニケーションできるSNSを目指した」
MySpaceは置いておいて、単にGreeとの比較という点でいうと、個人的には「デザイン」(UIは別にしてあくまで見た目)にあるんではないかと思っています。 最近Greeを覗いてないので、今は違うのかもしれませんがミクシィと並んでいた当時の2社のデザインは
  • グリー:キーカラー青、シンプル&クールなデザイン
  • ミクシィ:キーカラーオレンジ、ポップなデザイン
という感じでした。かつて、ひろゆきが2chのデザインについて、こんなことを言っています。 http://www.asks.jp/users/hiro/20193.html
2ちゃんねるを殺伐とした場所にしたかった理由は、 第3者が見たときに情報価値が高くなるようにという理由です。 パターン1 Aさん「はじめましてこんにちは、わたしは猫の写真を集めたサイトを社内で 作ろうとしてるのですが、サーバ内のHDDの残り容量がわからないので困っています。 会社のサーバ管理者が不在でして、聞く相手もいなくてこまっております。 どうしたらよろしいでしょうか? 」 Bさん「dfというコマンドでディスク容量を調べることができます。」 パターン2 Aさん「HDDの残り容量の調べ方を教えれ」 Bさん「df」 上記の1のパターンのとき、Aさん個人の付帯情報という第3者から見ると不要なものがついてきてるので無駄が多くなるのですね。
2chのあの無機質なデザインが、情報価値の高さを生んでいるという話は割りとうなづけます。 SNSに関して言うと「情報価値の高さ」というのは、重要なんだけど、マストではないといえます。それより重要なのは「居心地やすさ」だったり「楽しさ」だったり。あくまでリアル関係の補完ツールという側面が初期のミクシィには重要でした。(だって招待制だし) そういう意味で「よりポップ」なミクシィが勝つのは必然だったのではないかと。 また、細かい話ですが、初期のミクシィのユーザーにはクリエイター職の人が多かったように思います。(データわからないですが、感覚的に) 僕をミクシィに最初に招待してくれた人もデザイナーなんですが、彼女の最初の意見がわりと耳に残っています。 「ミクシィとGree両方やってるけど、GreeはMacでレイアウト崩れる。あとミクシィの方が可愛い」と。 ミクシィの前身は(今もやってますが)クリエイター系に強いといわれる転職サイトの「Find Job!」です。 ここら辺の要素も、実はけっこう重要だったんじゃないでしょうか。 最近はデザイナーよりプログラマーに光があたりがちなWeb業界ですが、「デザインって、大事だね」というお話。