hachimitu blog

とあるWebディレクターのブログ

セカイカメラ-Sekai Cameraは現実的に厳しい

2009/2/20追記:関連エントリ セカイカメラ-Sekai CameraがSecond Lifeにならなきゃいい セカイカメラ-Sekai Cameraがやっぱりしょぼい件 -- TechCrunch 50の2日目に登場した、日本から2社目、Tonchidotのセカイカメラ(Sekai Camera)。 かなり話題を集めているようですが、残念ですが技術的には幾つか疑問点がつくものだと思います。 iPhoneを電脳メガネにする「Sekai Camera」がすごい件 まず、現在あの精度で位置情報を取得できる技術は無いように思います。 GPSの精度ではまず無理ですし、PlaceEngineとか、iPhoneiPod Touchに搭載されているSkyhookなどの無線LANを使っての現在地取得技術でも、それは同様なはずです。 (そもそも屋内でデモしてる時点で、GPSはないんですが)
また、iPhone電子コンパスを搭載していません。 なので、デモのように向いている方向を感知することは非常にハードルが高いはずです。加速度センサーが付いていても、端末の向きはわかりますが、どっちが北かとかはわかりません。 ↓こんな感じで、一回アナログ操作して方向決定するくらいしか。 iPhoneをコンパス代わりにする「Compass Free」
太陽が出ているときに中心に指を立て、影が白い帯と重なるようにすることで、東西南北が分かるというものです。

TechCrunch 50のパネリスト達も同じ考えだったようです。 TC50―Sekai CameraはiPhoneからソーシャルタグで現実世界の情報を提供
しかしいくつかの疑問が残ったことも事実だ。専門家パネリストは、Tonchidotが使っているテクノロジーについて今まで全く聞いたことがない点に懸念を示した。

非常に難しいですが、画像解析を行うことでなんとかできるという話も聞きました。ただ、Tonchidotの方いわく、
ただしAnshinは「画像認識技術は一切用いていない」と述べた。
ということなので、今のところセカイカメラ(SekaiCamera)を現実的に実現する手段が今のところ思いつきません。
ただ、現実的に難しい代物だからといって、ナンセンスだとは思わないのです。 金銭的、技術的なバックがあれば、可能性は少ないですが、無理ではないかもしれません。そして、それを得ることができるのが、TechCrunch 50という場なのだと思います。 一点、個人的に不思議なのは、なぜ「iPhone」だったのかということ。 電子コンパスが搭載された違うデバイスの方が、技術障壁は多少ですが、少なくなると思ったからです。なんか理由あるんですかねぇ。 TechCrunch 50関連は以下。