hachimitu blog

とあるWebディレクターのブログ

空気の読めない新聞、毎日新聞

オーバーチュアの顧客情報がWinny流出、「二次被害防止のため詳細非公表」 ネット流出:ヤフー子会社の広告主情報2万8157件
「ヤフー」(東京都港区)の子会社でネット広告大手「オーバーチュア」(同)の契約社員が、広告主2万8157件の住所、電話番号、Eメールアドレスなどの情報をファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を通じてインターネット上に流出させていたことが分かった。オーバーチュアは、1カ月ほど前に情報漏れを把握していたが、広告主に伝えていなかった。
本件、オーバーチュア社は「公表」はしてないんですが、流出された可能性のある会社(顧客)に対しては、お詫び状で通告していました。(うちの会社にも来ました)内容は、以下が詳しい。 http://slashdot.jp/security/comments.pl?sid=380984&cid=1252892
なお弊社では、情報流出が判明した場合、原則速やかに公表する方針としております。しかし「Winny」を介しての情報流出の場合は、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)の指針を参考とし、公表を控えるという方針をとっております。これは「Winny」の特性上、公表することによりお客様の情報が伝播する可能制が高まり、更なるご迷惑をおかけする可能性も高まるからです。 今回の件は、この方針に基づき公表を控え、お客様に個別にご連絡を差し上げております。
このSlashdotの板上では、むしろスッパ抜いた毎日を非難してる感じですが、僕も同感。 この「杉本修作」なる記者は、いったいどういう経緯と意図でこの記事を書いたのか。 「真実を報道するのが新聞なのだ」という考えはわかりますが、どうも日本では「報道による二次災害」というものに対する見識があまりないように思えます。 かなり前に、子供の自殺が連続した時期がありましたが、その際にも報道による二次災害の可能性と、報道のあり方が議論されていました。 いじめと自殺~報道のあり方
○日本における自殺報道の現状 ・個々の自殺の手段を詳細に報じる傾向  例:X-Japanヒデ氏の自殺報道、ネット自殺報道、練炭自殺についての報道 →新しい自殺手段が入手可能であることを大々的に宣伝してないか? →模倣自殺(ウェルテル効果) ・自殺を考慮中の人が読者に多数いることを前提とした報道がなされていない。 →そのような人々をサポートするメッセージ等がセットで紹介されていない。
ちょっと理由としては、個人情報流出における二次災害とは違う(個人情報の場合、知られること事態がリスク)とは思いますが、メディア側の認識の無さという点では似ています。 彼らにとっては、「事実を伝えることだけが仕事」なのかもしれませんが、マスメディアが持つ「公益性」という側面をもっと理解することが必要だと思います。 本件をちゃんと取材すれば、「報道することで社会が被るリスク」がわかるのではないでしょうか。 その上で「報道する」という選択も否定はできないのですが、今回の場合、この記者はその可能性まで考慮できていたのかどうか。 単純に事件を報道するだけの力しか無いのであれば、Yahoo!なり大きな媒体に記事の提供だけしていればいいし、そうであるなら、今の時代にマスメディアは必要ないのでは?